2024.12.28
「三朝温泉」を出て「鳥取砂丘」に向かふ。
日本海側は、寒波が襲来し、厳しい冷え込みで、朝から雪が舞ふ天気だつた。
「鳥取砂丘」は、鳥取市の日本海海岸に広がる日本の代表的な海岸砂丘。観光地としての「鳥取砂丘」は、千代川の東側の545 haの「浜坂砂丘」の部分。砂丘の砂は、主に、中国山地の花崗岩質の岩石が風化し、千代川によつて日本海へ流された後で海岸に集まつたもので、他の砂丘や砂浜の砂よりも白くて小粒のやうだ。

駐車場近くの「砂丘会館」では、靴に砂が入らないやうにビニールの靴カバーを売つてゐる。特に今日は雪も降つてゐて泥濘みもあり、助かつた。
砂丘へは、「入口階段」を一旦昇る。階段を昇ると「馬の背」と呼ばれる大きな砂の丘(高さ47m)が見える。砂丘といつても、季節によつてはオアシスの池が現れる。


「馬の背」に登ると眼下に冬の日本海が広がる。振り返ると広大な砂丘が眺められる。


風がひどく冷たく、ツアー参加者一同早々に見学を切り上げて、鳥取駅に向かふ。
鳥取駅に着く。駅前には鳥取名産「二十世紀梨」の木が植ゑられてゐる。


駅前には、因幡の白兎の神話の像と鳥取出身の作曲家の歌(「ふるさと」「大こくさま」)のメロディーが流れる記念碑もあつた。

鳥取駅の改札を入ると再来を願ふ階段アートがある。

階段を昇つた先には、大きな派手な傘が置かれてゐる。鳥取市で開催される夏祭り「鳥取しやんしやん祭り」では、「因幡の傘踊り」に端を発した「一斉踊り」が有名で、世界最大の傘踊りとしてギネスにも登録されてゐるといふ。(右側の小さな傘が実際に持つて踊る傘である。)

鳥取駅から「特急スーパーはくと」で姫路に向かふのだが、小生たちが乗る「スーパーはくと8号」は鳥取出身の漫画家青山剛昌のTVアニメ「名探偵コナン」とコラボした「名探偵コナン号」だつた!(「名探偵コナン号」は、1日に上り・下り各1〜2本の運行。)事前に知らされてゐなかつたので、ツアー参加者はサプライズに歓喜した。外装にアニメのイラストがプリントされてゐるだけでなく、ブラインドやシート頭部のカバーにもイラストが描かれてゐた。



昼食は、鳥取駅で買つた駅弁「かに寿司」を車中で食す。蟹がたつぷりで美味しかつた。

姫路駅に着くと、荷物を預け「姫路城」へ。姫路駅前の大通り「大手前通り」の先に「姫路城」が見える。

姫路城周辺を巡る観光ループバスにも姫路城のイラストがプリントされてゐる。

添乗員から入場券を受け取り「姫路城」を自由見学。
「姫路城」は、江戸時代初期に建てられた天守等の主要建築物が現存し(現存十二天主の一)、国宝に指定されている。別名は白鷺城。ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録。

「姫路城」は、石垣の上に高く聳えてゐて、色々な方角から見ることができる。どこから見ても美しい。小生が以前「姫路城」を訪れたのはまだ平成の修理の前だつたので、現在は当時よりも白さを増してゐる。




天守閣の最上階には、神社「刑部神社(長壁神社)」が分祀されてゐる。(「刑部神社」が祀られるやうになつた経緯には、諸説あり。)

見学を終へて、姫路駅に戻る。大手前通りには、交叉あるいは並行する形で、いくつもの路地・アーケードがある。





路地によつては、閉店した店舗も少なからずあるが、懐かしい感じの書店も残つてゐた。ぜひ頑張つてほしい。


マンホールには、姫路城のイラストが描かれたものもある。

駅前に戻つた頃には、薄暗くなつてをり、駅前はイルミネーションが灯され、姫路城もライトアップされてゐた。



姫路駅構内には、姫路城の模型が展示されてゐる。

18時過ぎの新幹線「ひかり」で帰京。
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