古典への扉

 小生、高校の国語の教員を40年近く勤める中で、若い教員から、古典教材の解釈について、あるいは教材研究のための注釈書や参考書について、しばしば訊ねられた。
 多忙にも関はらず、指導書(教科書の教員向け解説書)だけに頼るのではなく古典教材を深く読み解かうとしてゐる志の高い教員たちのために、僭越ながら、小生の教材研究や読書の経験を踏まへて、種々の古典について、主要な注釈書や参考書を紹介していかうと思ふ。勿論、教員に限らず、古典を原文で読まうとする方にも参考になればと思ふ。
 小生、勿論、研究者ではないので、研究の最先端を常に把握してゐるわけでもなく、多くの作品についてすべての注釈書に眼を通したわけでもない。また、趣味として読む場合は携帯に便利な文庫で読んできた。さらに、若い頃に読んだものは、記憶も曖昧である。それでも、多くの人が古典に親しむために少しでも参考になれば本望である。

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https://seiyu-udoku.jp/category/reading-classics/

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