2024.09.26
「土気」は、JR東日本外房線の駅で、東京駅から1時間ほど。直通電車は本数が少ないので、時間帯によつては総武線快速または京葉線で蘇我(または千葉)まで行き、外房線に乗り換へる。


今日の目的は、現代日本人画家の写実絵画を専門に収集・展示してゐる「ホキ美術館」。行きは、駅北口からバス(千葉中央バス「あすみが丘ブランニューモール行き」)に乗り、「あすみが丘東4丁目」で降りる。
美術館は、建物も現代的な瀟洒なものである。超写実といつても、画法はさまざまで、人間の頭髪や獣の体毛を1本1本精密に描いたものもあれば、間近で見るとそこまで細密に描いてゐるわけではないが少し離れて見ると写真以上にリアルなものもある。写真の登場により現代美術は革新を迫られたが、抽象画だけではなく、写実を生かす方法も探求する価値はあるだらう。



昼食は、美術館内のレストラン「はなう」で取つた。ランチ4000円と廉くはないが、千葉県産の食材を用ゐた料理が愉しめる。
美術館のすぐそばには「昭和の森」(あちこちにある名前だが)といふ千葉市最大の公園があるので、園内を少し歩く。園内には、冒険広場(アスレチックコース)などもあり、展望台からは九十九里平野が一望できる。



帰りは、「関東ふれあいの道」といふ道を歩いて帰る。首都圏自然歩道の愛称ださうだが、地方の多くの幹線道路がさうであるやうに、歩く人は稀である。土気駅南口までの2.0kmほどの間、擦れ違つたのは数人だつた。地元の人は、車を使ふのだらう。


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