2025.09.11
岡本隆司〔監修〕・田中斉〔作画〕『中国史見るだけブック』(辰巳出版)読了。
「見るだけブック」シリーズは、「『イラスト』と『図解』で構成され、見開き単位で、あたかも『ドラマ』を観るかのように、歴史を一目で理解できる『画期的』な本」(本書「あとがき」より)で、第1弾の日本史が好評だつたので、この第2段「中国史」が作られたとのこと。
小生、中国史について、学生時代の岩波新書『中国の歴史』(貝塚茂樹)に始まり、概説書の類をいくつか読んできたが、人間は忘れる生き物である。そこで、中国史についても時々復習するのだが、最近は、忘れる以前に細かなことは覚えられない。そこで、視覚的に要点と流れを理解しようと、最近出た本書を読んでみた。
古代から現代までの中国史を、「あとがき」にもあるやうに、1つのテーマを見開き2ページで「イラスト」と「図解」を用ゐて解説してゐる。確かに歴史の流れが視覚的に把握できるやうに整理されてゐる。勿論、〝中国4000年〟の歴史を200ページ足らずで解説するためには、多くを省き単純化せねばならなかつただらうが、無学な(しかも耄碌して記憶力の減衰した)小生にはちやうど好いのかもしれない。
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