久々の「偏愛文房具」(感動文房具)の投稿。「FRIXION(フリクション)」は、〝こすると消える〟PILOT(パイロット)の筆記具シリーズである。
PILOTは、1975年温度変化で色が変はる「メタモインキ」の開発に成功。さらに、2005年に進化した筆記具用メタモインキ「フリクションインキ」が誕生する。(「フリクションインキ」は、特殊なマイクロカプセルが色素の役割を果たしゐるが、筆跡を専用ラバーで擦ると、生じた摩擦熱により変化してインキの色が無色透明になる。)2006年にヨーロッパで「フリクションボール」(「フリクションインキ」を使用したボールペン)を先行販売、爆発的なヒットを記録。2007年に「フリクションボール」を日本でも発売。(PILOTの公式HPに拠る。)
小生、かなり以前は、スケジュール帳への記入を万年筆でしてゐた。予定が変更になつた場合は棒線で消してもよいのだが、記入ミスは残すと見苦しいし書けるスペースが減つてしまふこともあり、GANGYの「インキ消し」(2つのボトルに液体が入つてをり化学反応でインキを無色にする)を使用したりしてゐた。これも画期的な製品だが、インキ消しを常に携帯するのも現実的ではなく、インキによつては綺麗に消えないのと、一旦消した上には綺麗に書けない(薬品が残つてゐると新たに書いたものも消えてしまふ)ので、不便なところもあつた。
だから〝消せるボールペン〟の登場は、画期的で、感動的ですらあつた。ただ、小生は、元々ボールペンの書き味や筆跡が好きではなかつたし、「フリクションボール」(フリクションインキ)は普通のボールペンよりも薄いこともあり、あまり使ふことは無かつた。それでも、かうした商品を開発したPILOTの技術力には賞讃を惜しまない。(その後、インキ濃度をアップした「プレミアムフリクションインキ」が開発された。)
その後、PILOTは、「フリクションインキ」のバリエーションを増やし、多色ボールペンやカラーペンや蛍光ペンも発売し、文具店では「FRIXION(フリクション)」だけのコーナーが作られるほどのヒット商品になつてゐる。小生は、蛍光ペンを愛用してゐる。
感動文房具6 PILOT「FRIXION」
偏愛文房具


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